こんにちは,わたなべです.
男鹿なまはげ地域医療・総合診療連携講座 研究員のわたけんですという記事を先日あげましたが,思いの外メディアで報道してくださったせいか,さまざまな方から声をかけてくださるようになりました.
メディアって凄いな…としみじみ感じています.
一発屋にならないように精進してまいります…
今年度の研修プログラム紹介の動画を作成しているところですが,その中で
「省察的実践家」
という言葉を改めて調べてみました.
普段聞き慣れない言葉ではありますが,我々総合診療医はよく「省察的実践家」であることが求められます.
↓スライドにまとめてみました.

まずは,「省察」という言葉を調べてみました.
自分自身をかえりみて、そのよしあしを考えること。
引用:goo国語辞書
省察的実践家は,ドナルド・ショーンというアメリカの哲学者が1983年に著した書籍で紹介しています.
総合診療医の特徴の一つに”first contact care”があります(Starfieldの4+3の原理の1つ).
地域住民がケアを必要としたとき,最初に相談するのが総合診療医となります.
その相談内容は臓器・領域に関わらず多種多様なものとなり,その全てを,自信を持って,すぐに対応できるわけではないと思います.
そんな予想外の出来事にも,我々はその場を切り抜けるべく全神経を集中するわけですが,そのための一連の振り返りがreflection in action(行為の中の省察)です.
これはおそらく医師全員が普段行っていることだと思いますが,省察的実践家としては,この後が重要となるようです.
次の段階としてreflection on action(行為に基づく省察)があります.
これは,先ほどの予想外の出来事を切り抜けた後に,事後の振り返りをし言語化することで,指導医や同期・チームなどで話し合うことが重要となります.
さらに,この振り返りから成長の課題を見出し,ネクストステップを設定していくプロセスとして,reflection for action(行為のための省察)があります.
これらのプロセスを通じて,自身のさまざまな能力・技術などが統合された”zone of mastery”の領域を広げていくことが成長につながります.
私は総合診療(家庭医療)の専門研修は終わりましたが,研修の4年間は日々省察的実践家への歩みを進めていたのだなと,改めて感じました.
私が現在所属するプログラムでは,Half day backやサイトビジットで,専攻医の先生方への省察的実践家へのサポートを充実できるよう工夫を重ねています.
引用・参考:
藤沼 康樹.省察的実践家とは何か―総論.
https://fujinumayasuki.hatenablog.com/entry/2017/04/09/203555
(藤沼先生は日本における家庭医療の大家の一人です.これらは非常にわかりやすいです.)
おまけ

秋田は寒かったり暑かったり大変ですが,つくしも成長すべく頑張っています…
(写真がピンボケですみません…)




